本文へ移動

設立の趣旨

   私たちは、この半世紀にわたって、産業・経済の素晴らしい発展により長期の平和と物質的豊かさを享受することができるようになった一方で、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化してまいりました。その現れとして、いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊など教育の現状は深刻であり、国民的課題として教育の改革が望まれています。

   国においても、平成12年3月に諮問機関として教育改革国民会議が発足し、多くの議論を尽し最終報告書を取りまとめ、その中に、人間性豊かな日本人を育成するためには、「教育の原点は家庭であることを自覚する。」と、家庭教育の重要性が報告されています。

   さらに、「人間が人間である特徴は、広い意味での教育を通じて成長することである。教育を通じ、先人が築いてきた知恵や文化を身に付けるとともに新しい考えや行動を編み出していく。また、教育によって、それぞれの才能を開化させ一人の人間として自立するとともに、他の人を尊重し、家族や社会の一員として、誇りと責任を持つことを学ぶものである」と記され、さらに、「教育こそ、社会や国の将来を左右するものであり、国家存立の基盤である。」と報告しています。

   「彩の国埼玉」においては、平成4年に土屋義彦知事が誕生し、「将来を担う子どもたちを育てる教育は国家存立の基本であり、瞬時も揺るがせにできない」との強い信念をもって、「幼児期からの教育」を県政の柱に位置づけ、全国に先立ち様々な幼児教育施策によって、充実した幼児教育の振興を図られています。

   また、土屋義彦知事におかれては、常に県下の子どもたちの健やかな成長を気にとめられ、県内の事件・事故の防止のために「命の大切さや児童虐待防止」の知事緊急アピールにより、県民の先頭にたって取り組まれています。

   本県の幼稚園教育の約95%を担う私立幼稚園の私たちも、社団法人全埼玉私立幼稚園連合会と全埼玉私立幼稚園PTA連合会の共催により、知事の教育に対する情熱を戴しながら、県当局のご支援のもと、家庭教育フォーラムをはじめ家庭教育相談事業・子育て情報提供などの事業を県下各地で実施してまいりましたが、さらに家庭や地域社会で活動できる幅の広い埼玉の文化として、先人が築かれた大人も子どもも共有できる優れた「彩の国の幼児児童文化」の創設が私たちの夢であります。

   本日、『彩の国童謡・童話・音楽振興会』発会にあたり、埼玉の文化団体の関係者をはじめ県行政機関の諸先生のご意見ご指導を頂きながら、彩の国の新しい子育て文化の興隆を、本日ご列席の皆様とともに推進してまいりたいと存じます。何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げ、設立趣旨といたします。
 
社団法人全埼玉私立幼稚園連合会
全埼玉私立幼稚園PTA連合会
公益社団法人
全埼玉私立幼稚園連合会
〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂4-13-21
私学会館新館
TEL.048-866-5000
FAX.048-866-7551

(1)私立幼稚園教育に関する調査研究
(2)私立幼稚園運営に関する研究協議
(3)私立幼稚園の振興に関する事業
(4)教職員の資質向上のための研修会等の開催
(5)広報・研究集録等の刊行及び資料の収集配布
(6)教職員の福利厚生
(7)その他の目的を達成するために必要な事業
TOPへ戻る